雨の阿寒湖、阿寒町

雨の阿寒町、阿寒湖

旅の始まりに時間を戻そう。6/17空港から真っすぐに阿寒湖に向かった。空港を降りた時には未だ晴れ間があったのに、淡い緑を見ながら阿寒湖に着く頃にはどんよりした天気に。霧雨も降ってきた。

阿寒湖に着いて、先ずびっくりしたのがあまりにも寒かった事。10年くらい前の記憶で6月の道東はTシャツ姿で大丈夫と信じていたのに、この日に限って4月の気温だと言う。地元の人にも「寒くてすいません」と挨拶されてしまったが、この日が異常に寒かったみたい。

観光案内所で登山とかカヤックとか宿とか情報を集めてみた。一見韓国系に見えたのだが、受付の方は中国出身で、日本語トークは何の違和感もない程こなれていた。それだけ中国などアジア系の観光客が道東を訪れているって事なのか。

<マンホールの蓋>

いろいろ案内してもらったが、この寒さと霧雨では行く所がない。で、阿寒湖遊覧船に乗った。でも、ガスで景色は何も見えない。ボンヤリ森の緑が見えるけど、それではどんな感じか想像できない。遊覧船の最後にマリモの博物館みたいな所で下りて、マリモの生育過程を見学した。湖がかなり緩い波なので藻が徐々に丸く固まっていくみたい。ただ、ある程度の大きさになると自然と壊れてしまいその一生を終えるとか。

<マリモ>

湖畔を歩いてボッケ(灰色の沼地にグツグツと蒸気が湧いている所)を見る。が、あまり感じるものはなく、むしろシダやミズバショウの葉がデカイのに驚く。道東に群生しているフキの緑は色が淡くて目に優しい。ただ阿寒湖畔で撮ったこのフキはやや濃い方かも知れない。

<シダ、フキ>

アイヌコタンで木彫りのお土産を売っていた。建物が如何にも特徴的だ。

<<土産物店、アイヌ舞踊・鶴野の舞>>

アイヌ民族舞踊を観た。鶴に似せた舞とかロングヘアを前後左右に大きく振りながら踊るもの、2人が間合いを計りながらお盆を投げ合うもの等いろいろ。この2つは動画で見た方が面白い。総じて地味だなと思いつつもでも、鶴の舞を2人の女性が踊っているのを見ていると、大昔から営々と続いてきた文化なのだろうと想像できた。  ※以下いずれも阿寒湖アイヌシアター・イコロにて

<アイヌコタン、アイヌ舞踊・座り踊り>

結局、初日はワカサギの天ぷらを食べて湖畔の宿で温泉に浸かったくらい。景色は全く拝めなかった。

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