屈斜路湖~釧路川源流カヌー
屈斜路湖から入水
3日目(6/19)の午後は屈斜路湖から入水して、釧路川の源流をカヌーで下っていく。
屈斜路湖は位置的に阿寒湖と摩周湖に挟まれた所にある。で、この3つの湖の中では一番大きいんじゃないか。つい一時間前には、摩周湖の第三展望台からこの屈斜路湖を遠くに見下ろしていた。お互いにカルデラ湖として生まれた湖だとか。湖の周囲には温泉場がいくつかあるので、まだ火山活動が活発なのか。かつて、網走で流氷を観た後で真冬の川湯温泉に一泊した事があるが、川湯もこの屈斜路湖畔にある。
<源流を進む> <出発地点の屈斜路湖>
この日は、カナディアン・カヌーに乗る。利尻島や知床ウトロではカヤックに乗ったけど、どうも釧路川はカヌーがmajorみたいだ。漕ぐ要領はSUP(サーフィンボードみたいなのに立って漕ぐ)と似ている。
釧路川源流を下る
先に4日目(6/20)の釧路湿原カヌーの記事をアップしたけど、源流の方が川の水は圧倒的に綺麗で澄んでいた。決して6/20に雨が降った訳ではない。釧路川はかなり激しく蛇行しているので、川の途中で釧路湿原の大地を徐々に削りながら濁っていくのかも知れない。 【参考】釧路湿原カヌー
倒木や川面に突き出た枝葉が多い。なので、所々で上半身を屈めて進んでいく。
<水は澄んでいる> <倒木や川面に垂れ下がる枝>
途中、川底に淡い緑の水草が生えていた。葉に泡をたくさん抱えていてパドルで突くと泡がパァーと浮かんでくる。水ハコベ(パールグラス)と言う。初物だ。
何度か瀬を通った。瀬は川底が平らでないので波立っているし揺れて不安定になる。でも、その揺れがまた嬉しいのだ。この感触は写真では上手く伝えられない。
<川底にバブルを蓄えた水草> <もうすぐ瀬に突入>
鳥は何羽も見た。上手いこと木陰に隠れているものいれば、飛び去って行くのもいた。怪我でもしているのか、ガイドさん曰くカラスにからかわれているワシもいた。ムクドリは気配を消してじっとしていた。
<木陰に頭を隠している大きなワシ> <オシドリ>
屈斜路湖から美留和橋まで約7.5kmを1.5~2時間くらいかけてゆっくり下っていった。なかなか楽しめたカヌー旅だった。
カヌーに同乗したガイド氏はNZに長期間行っていたとか。私もNZに3回行っているし、なんとAbel Tasman国立公園でカヤックしたのも共通点だった。NZで遊んだことある人は多いけど、Abel Tasmanに行った人に出会ったのは初めてじゃないか。とにかくカヤックする人には最高のspotなのだ。
<美留和橋が見えてくるともうすぐ終了>
<ガイドさんがカヌーを撤収>
この日は2人のガイドさんと話したが、出身は岩手と長野だとか。どちらの県も自然豊かな土地だと思うが、道東にはまた違った魅力があるって事なんだろう。北海道のヤマは全般的に険しくないとか。長野の魅力は私のブログでもそこかしこに書いているので、ここでは岩手旅のリンクを紹介したい。紫波の夕焼けは昨年最もビックリした景色の1つだ。
【参考】紫波の夕焼けなど
https://ameblo.jp/cx0293/entry-12428161488.html
(2020年9月追記)尚、このツアーは屈斜路湖湖畔のリバーアンドフィールドさんにお願いしました。
※同社のHP