飯能の低山春秋(2題)

天覧山と多峯主山

登山日: 2019.5.下旬
飯能駅(9:00)→天覧山(9:55)→多峯主山(10:40)→吾妻峡(忘れ)→飯能駅(12:40)

5月の終わり、都内が真夏の暑さで沸騰していた日に飯能に出掛けた。秩父とか伊豆ケ岳に行く事はあっても、飯能で降りたのはこの日が初めて。風邪の治りかけだったし、リハビリがてらラクなヤマに行きたかった。低山のガイドブックに載っているのがこの2山なので歩いてみた。高いヤマでも標高271mなのでハイキングだ。むしろ標高が低すぎて暑さで参ってしまう。

飯能駅前にはまだレトロな商店街が残っていた。木造の古い建物もあり。駅から10~15分くらい歩くと飯能河原。ここから河原を覗くと下に入間川が望める。

<飯能銀座>  <飯能河原>

舗装道路が終わり、ようやく土の上を歩き始める。この季節らしい花が咲いている。あっという間に山頂に到着。低山の割りに眺望はいい。

<5~6月によく見る花>  <山頂①>

一旦下って、やや平坦な道を歩く。山と言うよりも田んぼの裏に広がっていそうな緑の草地。コアジサイも目立つ。

<新緑> <穏やかな道>

そこから「見返り坂」を登って、雨乞池を通るとこの日の最高地点に到達する。と言っても標高300mに届かない。こちらも快晴で飯能や周囲の低山をたっぷりと望める。

<コアジサイ> <山頂②>

吾妻峡までずっと下る。一旦街はずれに出て、そこから川べりに入っていく。コンクリートで固めた飛び石を渡っていくと、水がとっても澄んでいるのが判る。水深はかなり浅い。川下では家族連れがバーベキューしていた。10~20組くらい川遊びしていたんじゃないか。

<ドレミファ橋> <ドクダミ> <昨年6月に九州でも見た花>

河原をずっと下って行った。赤い橋を見つけた所でこの日は終了。市内へ戻って行った。

天覧山から高麗峠・日和田山へ

登山日: 2019.11.中旬
飯能駅(10:45)→天覧山(11:30)→高麗峠(12:50)→巾着田(13:10)→日和田山(14:10)→高麗駅(15:05)

このルートの前半は今年の春に歩いてみた。で、天覧山を下ってflatな田んぼが少し広がっているようなところがある。その分岐を道なりに真っすぐ多峯主山に向かったのだが、畔道をゆっくり歩きたい気分で右に曲がりたい気持ちもあった。で、今回は目標を明確に定めずとりあえず高麗峠を思いつつ、右に行ってみた。

飯能駅から天覧山までは特筆する事もない。駅から登山口まで徒歩圏内にあるのはバスの時間待ちとかしなくてラク。ただ、つい半年前に通った道なのに登山道の記憶が朧気なのがショックだった。山頂には幼稚園児が遠足なのか20人ほど居た。なんと言っても標高195mなので子供でも登ってくる。遠くに真っ白な富士山が顔を出していた。

<天覧山山頂(2)>  <入りの谷津田>

一旦そこを降りて平地に出る。で、「マムシ注意」の看板を2つ通り過ぎた辺りであの分岐に到着した。入りの谷津田だ。そこを右へ進む。しばらくはうす暗い森が続く。途中で地元の登山者と挨拶を交わしながら緩やかなトレイルを進む。

<赤い実2種(2)>

後は淡々と歩いて高麗峠へ到着する。ここも標高200m以下。見晴らしは効かないし、まだ時間はあるのでそのまま直進して、ドレミファ橋に降りる。ここも台風19号の爪痕なのか、橋に大木が何本も絡まっていて道を塞いだままになっていた。その先は川が大きくうねった土地を歩いていく。これが曼殊沙華で有名な巾着田だとか。

<看板2種(2)>  <倒木で荒れたドレミファ橋>

この日はあまりにflatな道が続いてちょっと物足りなかったので、日和田山(標高305m)に登る。ここでも地元の方が散歩がてら登っていたので、裏道を教えてもらいながらゆっくりと登る。埼玉のヤマは男坂と女坂が好きみたい。伊豆が岳にも天覧山にも日和田山にもこの分岐あり。根っこが思いっきりむき出しになっていた。これは露骨すぎるなあ。岩場を抜けて山頂に辿り着くと、下界が鮮明に見える。市街地と畑が交錯する地帯なので、山麓に鉄塔が林立しているのがよく見えた。

<男坂へ進むと(4)>

高麗はコマと読むけどこの周辺にはハングルの案内板も目立つ。高麗人参や高句麗を連想するし、かつて朝鮮半島から渡来した人達が作った街らしい。高麗駅前にも韓国風の赤いモニュメントが一組立っていた。

<高麗駅が終点(2)>

この辺りは低山が多いので日帰りで歩くにはいいエリア。こんな旗も立っていたけど確かに「遠足の聖地」なのかも。来年は子の権現とかユガテ辺りを攻めたい。

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