三遠南信の低山めぐり

三遠南信地方とは

三遠南信とは、東海地方の3つの県に跨るエリアを1つの経済圏と見立てた時に使われる言葉。3つとは、三河(愛知県東部)と遠州(静岡県西部)と南信濃(長野県南部)である。

まあ、三河(岡崎)は徳川家康の所領であり、浜松(遠州)は徳川家康が居城を構えて武田信玄と戦った街だ。またここ100年くらいでも、トヨタ自動車の本社は三河に在るけど、トヨタの祖業である豊田織機を起こした豊田佐吉は遠州地方(湖西市)に起源がある。なので、三遠は一体感があると思う。

南信はJR飯田線で豊橋から辰野まで、国道152号線だと浜松から茅野まで北上していくので、それぞれに交流があるのだろう。今では、南北に三遠南信自動車道が走っているらしい。

コロナ自粛中に三遠の低山に登ってみた

コロナ禍に見舞われた今年の春は、三遠南信の低山をいくつか歩いてみた。緊急事態宣言が発出されていた期間はなるべく遠慮していたけど、徐々に暖かくなるのが恨めしかった。自粛がずっと続いて快晴でもリフレッシュできないのは辛いので、マスクで口を覆ったまま登山口に向かった。

個別の山旅は別途ブログに書いていく予定だけど、今日は先ずは東から順に写真を1枚ずつpick-upしてみた。

・接阻峡温泉
・粟ケ岳
・大尾山

<奥大井湖上駅を望む、掛川の茶畑、カモシカ>

*秋葉山
*西川・秋葉ダム
*阿寺の七滝

<ジュビロ磐田の絵馬、秋葉橋、七滝>

●湖西連峰
●葦毛湿原
●石巻山
・蔵王山

<神石山登山道のオブジェ、コバイケイソウ、珍しい葉っぱ、白い三角形の小花>

この中でも*印を付けた3ケ所は東海自然歩道のルートに含まれている。

http://www.tokai-walk.jp/course_guide/

また、●印を付けた3ケ所は同じ山域に位置しており、湖西連峰(浜名湖の西)は低山ながらいろいろな登山ルートがあってオススメだ。いい所を見つけた。概観するには2つ目の看板の方が判りやすい。アクセスも良好だし、また再訪したい。湖西連峰の地図(湖西市サイトより)は以下リンクの通り。

http://kosaicity.com/img/kosairenpou-ura.pdf

あと、JR東海道線の車窓で気になった風景を2つほど紹介する。1つは、低山の山頂に岩が剥き出しで突き出ている景色。東海道線から湖西連峰の山並みが見えるけどこれもその一部なのか。2つ目は、GW明けがちょうど田植えの季節だったって事。少しずつ水を引いた田んぼが増えていった。6月に入ると田んぼ一面に緑色が広がってきた。人間がコロナ自粛していても季節は着々と進んでいく。

<山頂に岩が突出:JR二川駅~新所原>
<田んぼ:JR新所原駅~新居町駅>
<湖西連峰の看板>

伊那谷(南信)は昨年GWに歩いてみた

最後に南信についてちょっと触れておこう。南信州と沿岸部の歴史的なつながりは疎いけど、個人的には昨年のGWに伊那谷の先輩宅にお世話になった。伊那谷ってもっと切り立った谷地かと想像していたけど、いざ訪れてみると印象は違った。かなり広々とした傾斜地で、東は仙丈ケ岳、西は木曽駒ケ岳に見守られている。 伊那谷の様子は以下ブログを参照。

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