石巻山

時期: 2020.5中旬(愛知県の緊急事態宣言が解除された日) 
人出: 約20名

行程: 石巻山バス停(10:35)→登山口(11:05)→石巻山山頂(12:05)→登山口(14:00)→石巻山バス停(14:20) 
備考: 行きは登山口を見つけるのに苦労、下りは別ルートを探して道迷い。計40分くらいロス
【2020.12.8訂正】下山したのはJR二川駅ではなく、石巻山バス停でした。

石巻山へ向かう

先日の葦毛湿原に続いて、またもJR豊橋駅から山に向かう。石巻山登山口バス停で下りると、東側に山塊が見えるので目標ポイントはすぐに判った。

<石巻山全景、バス停、木造2階建ての幼稚園(2)>

でも、案内板がなくて登山口がサッパリ判らず、農家の方や園児を連れた保母さんに訊きながら歩いていく。保母さんも園児たちも全員マスクしていた。ちなみに登山道ではマスクしている方が1~2割くらいいた。折角なので山の空気を思いっきり吸い込めばいいのにと思うのだが、これって非国民なのか。登山口の手前に、木造2階建ての比較的新しい校舎があった。緩いカーブを描いていてセンスが良い。さっきの園児たちが通う保育園なのか。それにしても、コロナ自粛期間で人気が全くない幼稚園だった。

近在の農家も多い。何の果樹栽培しているのだろうか。ようやく登山口を発見。この看板は高い所に立っているので見落としそうだ。

<果樹園か、登山口、登り始め、赤く染まった葉>

石巻山の西隣りのもっこりした低山の南斜面を歩いていく。ただ、先日の秋葉山と同様に東海地方は暖かいせいか葉がしっかりと茂っているので、やや暗い。

先週の葦毛湿原から登っていく時と同様にシダが多い。淡い緑色の新芽も伸びてきている。石巻神社の上社で大きく曲がって、登っていく。

<シダ(2)、黄色の花、均整の取れた葉>

山頂から更に東に進めば大知波峠を経て天浜線(旧国鉄・二俣線)の知波田駅まで登山できるけど、この日は軽いので感覚的にハイキングだ。更に山頂に向けて登っていく。目指すはこの景色。

更に山頂に向けて登っていく。目指すはこの景色。大きな岩が現れた。そそり立つ岩の直下に小さな池があった。時間的にみて、おそらくこの巨大な岩の上が山頂だろう。

<大きな岩、岩にまとわり付く植物、ダイダラボッチの足跡(2)>

ダイダラボッチって聞いた事はあるけど、これは豊橋の伝承だったのか? 確かに、デカイ石に大きな窪みがあり、長い年月掛けて雨水が石を穿ってきたのだろう。そんなソフトな彫りが深く刻まれている。でも、他の石には穿たれたような跡が無いのに、この2つの石だけってのが違和感あり。もしかしてホンモノの足跡なのか。

<突き出た面状の根っこ、黄色の花、白い花、紫色の花>

この根っこは地面から大きく隆起している。国内ではあまり見掛けないけど、かつてパラオのカープ島で遭遇したのを想い出した。そう、パラオではアニメ「はじめ人間ギャートルズ」に出てきたような巨大な石のお金もジャングルの中に転がっていた。ヒマな時にSDカードを漁ってみたい。

石巻山頂

登山道に紫色の花びらがかなり散っていた。でも、花は咲いていないなあと不思議に思っていたのだけど、山頂でようやく発見。トリカブトと似ているけど季節が合わない。草ではなく、樹木に咲いている花だった。先月の粟ケ岳でも数メートルもある高い木に藤と思しき紫の花が咲いていた。季節的にも見ても、垂れた感じの咲き方も藤なのか。ただ、藤棚でしか藤を見たことなかったのでちょっと自信がない。

<石巻山山頂にて(4)>

巨大な岩を時計回りに歩き、梯子も2~3個ほど登って山頂に到着した。ゴツゴツした白っぽい岩山だ。快晴で360度見渡すことができる。東には湖西連峰の山並みがずっと連なっている。稜線には中部電力なのか鉄塔が等間隔で並んでいる。南西方面の直下には池(or溜池)があり、田んぼがずっと広がっていた。

毛細血管みたいな下山道で迷う

帰り道で迷った。と言うか、バス停から登山口まで舗装道路をかなり回り込んだので、もっと山道を歩けないかと思った。で、開拓を試みたのだ。行きは手前の山の南斜面を歩いてきたけど、北側にも何本か山へ通じる道がありそうだったので、途中の分岐で北側に進めば北側の細い登山道を経由して集落に出られると思った。その道を進むと、確かに点々とピンク色のテープとか黄色の紐が目印が続いていた。途切れて不安になるけど、また少し行くと出てくる。

かなりアヤフヤな標識だったし、道も途絶えて焦る。無理して行けない事もないだろうと道なき道を下ったけどgive-up。一度引き返して、別のルートらしき所を下りてみる。こちらもピンク色のテープが続いているのに、途中で道が消えてしまう。まるで、毛細血管のように細かな道はいくつも伸びているのだけど、村落に辿り着けない。枯れ草も多いし、あの標識は営林用の印だったのかと思い直し、2度目の撤収。 

低山だと思って舐めていた訳ではないが、これで30分近くロスしてしまった。でも、景色最高でいい山だった。

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