2020年の山行録

年初の雪山はNZワンガヌイ川の転覆事故の後遺症でちょっと出遅れてしまった。両足の派手な内出血が10~20ケ所あって、その滲み出した血液が足首に溜まって歩けなくなったし、それが治ったらぎっくり腰でどうにも動けなかったのだ。でも、森吉山スノーシューでは最高の快晴に恵まれた。

4月以降は、コロナ禍で例年と比べて山域がかなり違ってきた。例年ならもうちょっと茅野や松本周辺など長野県のヤマを攻める所だが、夏場はともかく春と秋は遠出を控えた。夏場には白馬山荘、蓼科山荘、みくりが池温泉小屋、唐松岳山頂小屋など山小屋に8泊くらいできたので満足できた。2020年のベストは体力の限界で下山に苦労した白馬岳だな。7月末だったのでミヤマクワガタやミヤマアズマギクなど初めての花にもいくつも出会った。9月の唐松岳で見たカライトソウも初物だった。

<ミヤマクワガタ、カライトソウ> ※再掲

登山バスが運休になったので先送りしたのが、早池峰山だった。これで3年待ちになるな。その代わりに、秋田駒ケ岳、八甲田など東北の名峰に登ることができたのは収穫だった。東北は庄内地方や盛岡・一の関など食の楽しみも多いのだ。

逆に、コロナ疎開中には三遠南信の低山へ緊急事態宣言中もトコトコと出掛けた。まさか年間通してこの山域にこんなに登るとは思ってもみなかった。でも、低山は低山で楽しい。しかも、湖西連峰は登山口が10数ケ所あるので、ル―トのvariationが豊富。低山だからラクって事もない。新型コロナに罹患ひてないのに登り坂で息がハアハアと上がってしまうと、苦しいのに何故わざわざヤマに登っているのかと自問自答してしまう時もある。

日帰りと泊まりを合わせて延べ30回くらいなので例年と同じpaceだった。当然ながら海外旅行はゼロ回。ずっと大人しく国内を彷徨っていた。これは仕方ないけど、こんなの21世紀に入ってから初めての珍事で、個人的に見れば立派な緊急事態だ。この調子だと、東京オリンピックもそうだけど、今年の海外旅行も無茶なのかも知れない。

<2020_journey軌跡>

もしかして、この表を見るとコロナ禍に不謹慎じゃないかと不快に感じられる方がいるかも知れない。確かに三密回避や自粛は必要だ。ただ、自粛している最中に、体が悲鳴を上げた。ウイルス感染したのだ。念のため強調しておくと、新型コロナではない、ヘルペス(帯状疱疹)だった。ヘルペスの詳細に関しては割愛するが、メンタルにdamageを受けるとヘルペスは発症する。過度な自粛は体調に響くと身を以って判ったので、コロナ対策はした上で近場でヤマを続けるように努めてきたのだ。

山行の半分くらいはAmebaブログに記載済。まだAmebaブログにアップしていないものも13ケ所と沢山残っている。子の権現と京都など秋の紅葉の写真だけ前倒しで投稿した場所もある。季節的にかなりずれこんでしまったモノは、2021年のその季節を待ってアップしていく予定。
尚、当HPには8月の秋田駒ケ岳と立山の様子もまだアップできていないので、明日以降に努力したく。

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