暑い国ではカレーでしょ

私は辛いものを食べると汗びっしょりになるので、友人と食べる時には絶対にカレーはchoiceしない。でも暑い国だとダラダラ汗をかいていても気にせず食べられるのが嬉しい。
前半は国別に、後半は2つの高級ホテルのカレーについて書いてみた。

1.本場インド

いつの日かまたインドに行きたいと思う。北インドと南インドに行って2度ともあの汚さとしつこさに辟易したのにである。

1990年代にインドに行った頃には、経済発展のかけらも感じられず隔日の感がある。1990年代後半、確かにバンガロールがIT産業の集積地だと言われ始めていたけど、バンガロールの市内にそんな兆しは全く見当たらなかった。むしろ、航空券期日の前日に空港に行ってもそのまま搭乗させてくれるおおらかさが、アバウトな旅行者にはとても有難かった。それが今や中国に迫る勢いで国力を付けているとは。市井の人々の暮らしも幾ばくか向上しているのか、インドはいつまでもインドで居て欲しいと思いつつ、他方で今のインドの姿を見てみたいのだ。

インドで食べるカレーは美味しい。ジャガイモはアールー、グリーンピースはマタル、なすはベイガンだ。サッパリしたvegetableカレーを頼む時にこの3つの具材を覚えておくとラクだ。日本のインド料理店でも普通に使っている呼称。ただ、ゴビ(カリフラワー)はどうも苦手なのでパスだなあ。

ムンバイ(ボンベイ)の屋台で食べた痺れる感じのピラフも美味しかった。2日続けて通ったような記憶がある。50円かそこらのカレーピラフで、大した具は入っていないけど痺れるような辛さが好きだった。皿の端っこに生のミニ玉ねぎを刻んだのがちょっと添えられていた。未だビリヤニなんて知らなかった昔の記憶だ。
あまりにも遠い昔の事で、残念ながら写真は直ぐに出てこない。なのにインド熱を煽ってしまい失礼しました。

2.カンボジアでもカレー

ムチャクチャ暑いカンボジアでもインドカレーを食べた。アールーベイガンか。右奥にある赤いラベルの瓶は地元のアンコールビール。あまりにdirectなnamingだ。

3.スリランカのカレー

スリランカ旅行のブログはちょっと休憩中だけど、ここは食材毎にカレーを煮込んでいるのか一皿ずつ小分けにしてカレーが提供される。一皿はインドのターリーより大きい。オクラのカレーが記憶に鮮明だ。レンズ豆のテーブルDecorationにも感動した。
葉っぱで包んだランチボックスも勿論カレー味だった。
カレーそのものじゃないけど、島国なので珍しい食べ物はいろいろ在る。朝食のホッパーは形がuniqueだ。

4.ネパールはダルバート

インドのちょっと右肩辺りに位置するネパールでも普通にカレーを食べられる。ネパールのカレーはダルバートと言って、大皿に載った2~3種類のカレーセットだ。そこにライスやナン、スープとかも一緒に乗っかってくる。ただ、スリランカのカレーに比べるとかなり落ちる。

5.BKKでもカレーのリピーターになる

バンコクの雑踏にあって何気なく入ったカレー屋さんも美味しかった。私がインドカレー屋さんでアールーマタルばかり注文するようになったのは、この店で食べたのがとにかく美味しかった為だ。バンコクそのものは喧騒がヒドくて微妙なのでいつもそそくさとtransit利用するだけだけど、実はそこのカレー屋さんに通うのがtransitの楽しみだった。Nanaの雑多なエリアで決して環境は良くないけど3回くらい通った。でも、3年くらい前にラオス(パクセ)から乗合バスで国境を越えてウボン(ウボンラチャターニー?)経由で寝台急行を乗り継いでバンコクに辿り着て行って見たら、なんと閉店していた。残念。
なので、BKKの繁華街を歩き回って良さそうな店を探したけど、前菜として茹でたじゃがいも器にしてキーマカレーも出してくれたのが嬉しかった。こういうのは日本で記憶にない。

あとチェンマイでグリーンカレーを食べたけど、あれは辛すぎて私には無理だった。もう味を感じられない。

6.高級ホテル編①(Taj)

だいたいが貧乏旅行なのだけど、毎度1泊は高級ホテルに泊まってみるのだ。それもある意味カレー目当てなのがある。

インド系の高級ホテルTajのIndianレストランは秀逸。もう10年以上前だけど、泊まるお金はないのでドバイのTransitタイムにTajをちょっと覗いてみた。タンドールではなくフライパンで炒めた感じのガーリンク・シュリンプはたいして辛めの香辛料は効いていないけどニンニクが効いていて最高に美味しかった。あれから、日本のインド料理屋さんでも同じものを頼んでみるけど、美味しいものには中々当たらない。アールーマタル(じゃがいもとグリーンピースのカレー)もインドで食べるのとは違い上品でmildな美味しさだった。丁度シェフがフロアに顔を出して挨拶してくれたのも嬉しかったのを覚えている。
※失礼。Compact Flashを探さないと写真が出てこない

なので、数年前のスリランカのコロンボでもTajのIndianレストランに行って見た。と言うか、Tajホテルがあるからスリランカに行ってみたってのもある意味でホント。そこでも、お決まりのアールーマタルを注文する。しかも2晩続けて。どうしてもドバイのそれと比べてしまうのでややimpactに欠けたけど、それでもスリランカで食べたどのカレーよりも美味しかった。
写真があると伝わりやすいのだけど、パッとデジカメで探せない。シギリアでデジカメが水没してバッテリーも何日か死んでいたけど、もしかしてそのtimingだったのかも。幸いTajの朝食の写真は残っていたので共有。1枚目の左側の皿は2つともカレーだ。

7.高級ホテル編②(シャングリラ)

ミャンマーのTraders Hotel(2003年頃のミャンマーは後進国なのでShangri-Laホテルは無く、Tradersが最高クラスだった)のマラウィ風カレーが絶品だった。朝食バイキングの中の一品で期待するほどでもないだろうと思っていたら、それが良い意味で期待を裏切ってくれた。
Lentilって何だろうと思ったが、ねぎであって特別味に関わるとも思えない。じゃあマラウィが鍵かと思って、「地球の歩き方―東アフリカ編」を読んでみたけどカレーの話題は何処にも載っていないし、諦めきれずマラウィ大使館に電話してみた。でも、淡泊な応対で「知らない」と言うばかりで情報は得られず。流石にカレー目当てでアフリカ内陸部まで行く気力は無かった。
※当時の「東アフリカ編」に4ケ国くらい載っていてその1つがマラウィだったけど、。最新版では確か未掲載。今はケニア、タンザニア、ウガンダ、エチオピアじゃないか。

上海浦東シャングリラでも牛ステーキが入ったカレーが出てきて唸った。カレーそのものは普通だったか。

コタキナバルのシャングリラは前衛的なカレーが饗されたけど、もう15年くらい前なので当時のCompact Flashを探さないと映像が出てこないなあ。

そんな経緯もあって、一泊だけ泊まる高級ホテルは一時期シャングリラばかりchoiceしていた。まあ、ホテルのカレーは値段が高いのだから美味しくて当然だけどね。

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