南アフリカを旅するのにどのツアーが良いか(続編)
(1)ツアーに関する問い(続き)
先日の先輩から続きのLINEが届いて、パックツアーのリンクが貼られていた。簡単に整理すると下表の通り。ただ、スマホで細かな字を読み取るのは難しいので、以下大まかな話として回答を書いていく。
前回も前置きした通り、私はパックツアーに参加した事がないのでツアーで組成されているホテルや食事の評価が全くもって判らない。ホテルも毎日ピンキリでchoiceした方がvariationがあって楽しいし、多少は苦労してもその日に食べたいモノを食べた方が良いでしょ、って考え方が強いのだ。英語は喋れなくても、隣の席の人が食べているものを指させば、その美味しそうな料理を食べられるチャンスはある。勿論、全部旅行会社にお任せする事で、余計なストレスから解放されて旅そのものを楽しむ事ができるのかも知れない。
(2)1ケ所にゆっくり滞在すると
例えばビクトリアの滝でどう楽しむか。私は2泊くらいした。1日はビクトリアの滝の下流側から観光した。と言っても滝の上部と同じ高さで地溝の割れ目のすぐ下流側って事。なので滝の落差を真下に見下ろして、rainforest national parkと言う名前の通り、滝から湧きあがる水しぶきでTシャツが濡れてしまった。
翌日はザンベジ川でクルージングした。白人と黒人がほぼ99%でアジア系は私だけだったと思う。もし舟のエンジンが故障すればそのままナイアガラの滝に呑み込まれて落ちていくだけ。ガイド氏がそんな冗談を言いながら、ナイアガラの滝のすぐ上をクルージングした。
勿論、他にも上空から遊覧飛行するとか、気球に乗って眺めるとかいろいろなactivityが現地で提供されている筈。ワニに喰われるゾ、と脅かされるかも知れないけど、カヤックもできるんじゃないか。なので、改めて日本で決めていかなくても、その前日・当日でも充分間に合うケースもあるし、しかも安くあがる。
どうしてもバスで現地を移動していると、観光に来たのか、バスに乗りに来たのか判らないケースもあるし、事実そんなボヤキを今年のウィーンでも直に聞いたためだ。
(3)2日間で12万円の金額GAP
これはパンフレットを精緻にcompareしていないので、なんともcommentできない。宿泊数の差はdirectに出て来るだろうけど、あとはmealやaccomodationのグレードの差なのでその人が求めるものに応じて変わるんじゃないか。そうした事情もあって、ツアーDはツアーCよりも2日ほど長いだけで値段は12万円も高くなっているのだろう。
ただ、感覚的に、個人でairだけ手配して9日間くらい南アフリカ/ジンバブエ/ボツワナを旅してもおそらく43万円は使い切れないと思う。まあ31万円はmustなのだろうけど。
(4)飛行機の客席の価値
プレミアム・エコノミーは、座席がエコノミークラスで食事がビジネスクラスと同等になる。私も、ニュージーランド航空で乗った事がある。確かウエルカム・シャンパンのサービスがあったと思う。それに料理は一品ずつ運ばれて来るし、ワイングラスはガラス製、食器も陶器でアツアツなので優雅に食べられる。
その価値が15万円に相当するかといえば、うーんちょっと高いかな。2年前のニュージーランド航空はエコノミークラスに+4万円くらいで往復とも搭乗できた。ただ、最近調べてみたら、今年の東京/オークランド線は+4万円ではプレミアム席に乗れそうにない。
<NZプレミアム・エコノミーの食事>
ビジネスクラスは、2往復した事がある。1回目は東京/香港線で普通の格安航空券(東京―香港―イスタンブール)をHISで買ったら、東京/香港間だけビジネスだったのだ。いざ搭乗したらやけに席もゆったりしているしCAさんも「お客さま」ではなく「〇〇さま」と個人名で呼んでくれるのでビックリ。これがビジネスだと知ったのは降りた後の事だった。HISの方に訊いても何故ビジネスに乗れたのかハッキリしなかった。おそらく、香港/イスタンブール線が就航したばかりだったので航空会社側のキャンペーンでもあったんじゃないか、と言う程度だった。
2回目は、マイルが貯まったのでビジネスクラスにアップグレードしたもの。この時はフルフラットシートでとっても満足。特に長距離路線だとぐっすり眠れるのでオススメ。では、自分でそのextra分を払うかと言われれば経済的にちょっと無理かも。お財布次第ですね。
<ビジネスのフルフラットシートと食事>
(5)CXキャセイ航空だと面白いかも
手堅いのはSQシンガポール航空じゃないか。私も双方のキャリアに乗っているけど、旅の面白さはhappeningとの遭遇だ。そんな観点でみるとCXキャセイ航空の方が期待させてくれる。私の経験も踏まえてその理由を3つ挙げてみたい。
●今の香港をリアルタイムでwatchできる
最近の香港はデモ/抗議活動が活発化していてリスクがあるかも知れない。でも、どんな状況が起きているのか自分の目で見ておく事は大事。まさか、赤色とか黒色のTシャツを着ているだけで叩かれたり、逮捕されたりする事はないだろう。 ※参考:「香港のデモが続いている事」
https://ameblo.jp/cx0293/entry-12530437819.html?frm=theme
●乗り継ぎNGでホテル手配してくれた記憶
上で、CX機でイスタンブールに行った事を書いた。帰りにイスタンブールの出発便が数時間も遅れて、香港での同日乗り継ぎができなくなった。これもhappeningだが、一回経験しておくと、気がラクになる。空港内のカウンタでその旨を告げると、
・空港からホテルへの送迎バス
・ホテル1泊
・同ホテルでの夕食、朝食
・翌朝、ホテルから空港への送迎バス
を手配してくれた。米国ヒューストンで遅延した時よりも格段に待遇が良かった。しかも5つ星ホテルで15階分くらい吹抜けになっている開放感のあるホテルだった。
<CXキャセイ航空に感謝>
●パース回りでヨハネスへ飛ぶの?
以前、南アフリカに行く際、成田で香港までのfreightと香港/ヨハネスブルグのfreightをまとめてcheck-inした。で、香港市内をちょっと観光してゆっくり空港に戻ると、check-inカウンターの様子がおかしい。少し待たされた末に、深刻な表情で「もう空席が無い。もし今日ヨハネスに行くのならパース回りで行って欲しい。香港/パースもパース/ヨハネスもQFカンタス航空で行ける」と告げられた。はあ~、どういう事?
「取り敢えずmeal-couponを渡すから少し軽食でも食べていて」と60HKD(約840円)券をもらう。そんな遠回りはイヤだよ、と言いたいけどそんな英語力は持ち合わせていない。幸い20分ほどしてoverbookingが解消して私は予定の便に乗る事ができた。Check-Inカウンターの女性がニコニコしながら「Go ! Hurry up !」と急き立てて、私は出国審査を抜けた。
米国だとこうしたtroubleにお目に掛かりそうだけど、happeningも旅のいい思い出になる。