コロナ禍の積丹ブルー(黄金岬)
時期: 2020.7初
初日: 羽田→千歳→美国
2日目: 美国(黄金岬、カヤック①、シュノーケル)
3日目: 幌武意海岸カヤック②
4日目: 神威岬、積丹岬
5日目: 久々の札幌→羽田
コロナ流行の合間に旅立ち
コロナ疎開から東京に戻ったものの、7月は予定がポツポツ入り始めた程度だった。ところが、その狭間に予定していたヨガも直前に休止が決まる。確かに主催者の立場からしたら、自分がクラスターを作ってしまったなんて事になったら責任重大だし、キャンセルは止む無しだろう。
それに、梅雨で天気もハッキリしない。はてどうしよう? となって急遽、梅雨の無い北海道の岬めぐりに出掛けることにした。日程はこんな感じ。前日の宿だけ決めて、いつも通りの出たとこ勝負の旅だった。
九州や本州は雨で大変だったけど、北海道はずっと快晴が続いてくれた。それと目的地は綺麗な神威岬がある積丹と決めてみたものの、幸いずっとそこに滞在できてdeepに楽しめたのも良かった。積丹岳はローカルで熊のリスクがあるし、羊蹄山に登るにしても電車とバスではそこそこ移動時間も嵩むので、沈没旅が最適だった。
<サッポロビール庭園の周辺、シロツメクサ>
北海道と言えばサッポロビール。恥かしながら、サッポロビール園とサッポロビール庭園が別物だってのは初めて知った。何人かに行き方を訊いても見当違いな事を言われるので、不審に思ってネット検索してみた。新型コロナを考えるとあまり都市部を歩きたくないので、千歳近くの恵庭にそんなのがあるのを想い出して途中下車した。それにしても北海道の緑は淡いと思う。光合成が足りないのか? 釧路とか利尻礼文とか何度行ってもそう思う。
<サッポロビール庭園の入り口、庭園、ジンギスカン>
建物の入口が屋根に芝生を被っていて、センスがいい。一昨年訪問したスイス・ベルンのパウル・クレー美術館は、建物全体を芝生の下に埋め込んだ形で感心したけど、それと似ている。7月初でもしっかり暑いし、まず中ジョッキを頼む。ただ、残念な事にコロナ対応でメニューが一部に限定されていた。
この辺りを歩くのはなんと12年振りだ。前回は時計台も含めて、会社の元後輩と歩いた所だ。あの時もこんなハスの花が咲いていたのかも。
<札幌駅前、レンガ造りの旧道庁、旧道庁の庭園(2)>
黄金岬
積丹には鉄道が無いのでバスで向かう。札幌からは1日2便だけだったけど、小樽からだともうちょっと便があるみたい。その途中に位置する余市ではNHK朝ドラ「マッサン」の舞台となったNIKKAウイスキー工場で見学できるようだが、生憎コロナ禍で休館になっていた。
そこから先はずっと美国(積丹町の中心部)まで海岸線沿いの道を走っていった。所々にある海岸線沿いの長いトンネルを越えていったけど、自動車がない時代にアイヌの人達は小樽から積丹半島までどうやって渡っていたのか。もしかして陸路は難路なので海を渡っていたのかも知れない。積丹(シャコタン)って言葉はアイヌ語で「夏の場所」って意味だと知った。
<黄金岬の展望台から真下を撮ると、黄金岬から宝島を望む、ガクあじさい?>
海の傍にある美国の街は小さいけど、黄金岬を境にして東側が中心街だ。黄金岬へ登るルートは町の中心部、東側、西側と計3つある。どれも通ってみたけど、西側の道はかなり草むしていた。黄金岬の下を短いトンネルが通っているけど、このトンネルが掘られる前は黄金岬への軽い山道を登って西側と交流していたのだろう。
<ソーラン節の碑、その傍にスキューバセットが並んでいる>
黄金岬のすぐ近くにある宝島は、かつて積丹半島でニシン漁が盛んだった頃そこにニシンが集まっており、文字通り宝のシマだったのがその名の由来らしい。海岸線沿いに立つソーラン節の碑も往時の繁栄を偲ぶものだろう。かつて、利尻礼文を訪れた時にもニシン漁で御殿が建った話を聞いた事があった。
ちなみにこの旅の羽田ー千歳間のフライト代はゼロ円。海外旅行でマイルが溜まっていたので、出発前日の夕方に慌てて調べてみたらマイルを利用できたので移動費ゼロ! こうなると気分も大きくなる。尚、コロナ禍で機内は思いっきり空いていた。搭乗率は20%、いや10%くらいだったと思う。
黄金岬のすぐ近くにある宝島は、かつて積丹半島でニシン漁が盛んだった頃そこにニシンが集まっており、文字通り宝のシマだったのがその名の由来らしい。海岸線沿いに立つソーラン節の碑も往時の繁栄を偲ぶものだろう。かつて、利尻礼文を訪れた時にもニシン漁で御殿が建った話を聞いた事があった。
<宿の夕食(6)>
ちなみにこの旅の羽田ー千歳間のフライト代はゼロ円。海外旅行でマイルが溜まっていたので、出発前日の夕方に慌てて調べてみたらマイルを利用できたので移動費ゼロ! こうなると気分も大きくなる。尚、コロナ禍で機内は思いっきり空いていた。搭乗率は20%、いや10%くらいだったと思う。